生理中はお風呂に入ってもいいの?と考えたことがある人は多いでしょう。 「経血で湯船が汚れないか」「お風呂の雑菌で感染症を起こさないか」と不安になったり、 生理中のデリケートゾーンの洗い方や、温泉や銭湯でのマナーなどに疑問を持ったりと、気になることがたくさんありますよね。 この記事では、生理中にお風呂に入る際のポイントをお伝えし、心地よく入浴できる方法をご紹介します。. 医学博士。女性ライフクリニック新宿院長。 クリニックでは女性の健康とライフデザインをサポート。患者様に合った最適な方法を提案している。日本医師会認定健康スポーツ医・循環器専門医・国際協力NGOジョイセフフレンドとしても活躍。1男1女の母。. 不安を感じる人も多い生理中のお風呂ですが、実は悩みの解消に役立つことが多いのです。 例えば生理痛の緩和。お湯につかってカラダが温まると、骨盤内の血流も良くなり、生理痛を和らげる効果が期待できます。また、温まることでリラックス効果を得られ、落ち込んだ気持ちも上向きになるかもしれません。 無理をして入浴する必要はありませんが、体調に問題がなく、自宅のお風呂でゆっくりできるのならば、生理中もお湯につかってみるのがおすすめです。. 生理のときは経血が気になって、デリケートゾーンを洗うのは気が引ける…という人もいるのでは?実は、生理のときこそデリケートゾーンはしっかり洗って清潔にしておくことが大切です。 経血には、子宮や腟の細胞や粘膜が混じっています。それらが付着したままでは雑菌が繁殖する原因になります。雑菌が増えた結果、かゆみや炎症を引き起こすことがあるので要注意です。 特に、忙しくてナプキンを取り替える時間がなく、長時間同じナプキンを使っていると、経血がデリケートゾーンに付着している時間が長くなり、かぶれや炎症が生じやすくなります。そのため、生理中もデリケートゾーンはきれいに洗い、清潔にしておきましょう。. デリケートゾーンは手で洗うのがおすすめです。清潔な手で、前から後ろに向かって、指の腹でやさしく洗います。皮膚が重なってヒダになった部分も同様に、やさしく洗ってシャワーやお湯で流しましょう。 デリケートゾーン専用ソープを使ってもOKです。ただし、生理中は普段よりもソープの刺激を強く感じやすいかもしれません。刺激が強いと感じた場合は、シャワーやお湯だけで洗い、生理が終わったらソープを使うとよいでしょう。. 生理中にサウナや岩盤浴に入ることも、基本的に問題はありません。 ただし、生理ではないときと同様、「体調に問題がない」状態であることが大前提です。めまいやふらつきを感じるなど不安があるときは、利用を避けましょう。 また、サウナや岩盤浴を利用する際は、経血漏れに気をつけてタンポンを使用するなど、ほかの利用者への配慮を忘れないようにしましょう。 なお、高温の空間であるサウナの中では、流れ出てしまった経血がより固まりやすく(経血の主成分はタンパク質であり、高温で固まる性質があるため)、床などに付着すると、きれいに取れないことがあるようです。そうしたことから生理中のサウナ利用を制限している施設もあります。利用時には、必ず施設のルールを確認しておきましょう。. 体調や気分によってはシャワーだけにしたほうが、安心できるかもしれません。 ただし、季節や気温の変化などで、シャワーだけではカラダが温まらなかったり、かえって冷えてしまうこともあるでしょう。冷えが気になる場合は、シャワーのほかに足浴を追加するのがおすすめです。お湯を張った洗面器や桶などに足を入れ、足浴をしたうえで、シャワーを浴びるとカラダが温まりやすいといわれています。 転倒に注意しつつ、必要に応じて足浴も利用し快適な入浴を楽しみましょう。. 入浴前にあらかじめ温かい飲み物や食べ物を口にしておくと、カラダの冷えも防げるうえ、入浴時間を短く済ませることもできて一石二鳥です。 ハーブティーやホットミルクのように、カラダを温めることに加えてリラックス効果をもたらす飲み物を飲むと、ココロがほぐれて不安が和らぐ効果も期待できます。また、ショウガオールやジンゲロールといったカラダを温める作用を持つ成分を含むショウガや、根菜類とお肉などを含む鍋やスープなどを食べると、カラダがより温まりやすくなるでしょう。その日の気分や体調に合わせて工夫してみてください。 「生理痛を和らげるには?おすすめのツボ押しや飲み物など対処法をご紹介」. 入浴には、カラダを温めて血流を促す効果がありますが、血管が拡張して、かえって頭痛の原因となることもあります。少しでも痛みが出たら、無理をせず鎮痛薬をのむようにしましょう。 鎮痛薬の効果で生理痛が軽減されることで、ココロの不安が少なくなることも考えられます。上手に鎮痛薬を利用して、生理中を快適に過ごしましょう。. 温泉旅行やプールなどの予定がわかっているときは、前もってピルを使うことで生理をずらすことができます。重なる予定日の2か月ほど前なら低用量ピルで、2~3週間前なら中用量ピルで調整できます。 月経調整は、生理を早く終わらせる方法と後ろにずらす方法があります。ピルののみ始めは、人により体調が悪くなることもあるため、大事な予定のときは早めに婦人科に相談し、薬が問題なく服用できるかどうか確認するとよいでしょう。. 生理中でもお風呂にゆっくりつかることに問題はありません。 お湯の中では経血が流れ出ることは基本的にありませんし、浴槽のお湯を経由して腟炎が引き起こされることもほぼないため、安心して入浴してください。お風呂にはむしろ、お湯につかって温まることで血流が促され、リラックス効果が期待できたり、生理痛の緩和につながったりするメリットがあります。入浴は生理中の癒やしにぴったりです。 ただし、浴槽に出入りするときやカラダを洗っている間には経血が流れ出てしまうことがあり、気になる人もいるでしょう。 そのようなときは無理をせず、シャワーだけにするのもひとつの方法です。 場合によっては、タンポンや月経カップを使用して経血の流出を防ぐのもよいでしょう。 なお、血流が良くなり、血管が拡張することにより頭痛が生じた場合は、ガマンせずに鎮痛薬をのみましょう。 生理中でも、カラダやココロに無理のない範囲でお風呂を楽しんでください。. 生理痛(主に、軟便を伴う下腹部の痛みがある場合) この医薬品は「使用上の注意」をよく読んでお使いください。 アレルギー体質の方は、必ず薬剤師、登録販売者にご相談ください。. 早田 輝子 先生 医学博士。女性ライフクリニック新宿院長。 クリニックでは女性の健康とライフデザインをサポート。患者様に合った最適な方法を提案している。日本医師会認定健康スポーツ医・循環器専門医・国際協力NGOジョイセフフレンドとしても活躍。1男1女の母。. index 生理中のお風呂は不安がいっぱい 生理のときにデリケートゾーンを洗ってもいい? 湯船の温度や入浴時間のおすすめは? 生理中も温泉に入ってもいいの? 生理中でもお風呂を楽しむために 生理中でもお風呂はOK、無理のない範囲で楽しんで. 実はメリットも多い、生理中のお風呂 不安を感じる人も多い生理中のお風呂ですが、実は悩みの解消に役立つことが多いのです。 例えば生理痛の緩和。お湯につかってカラダが温まると、骨盤内の血流も良くなり、生理痛を和らげる効果が期待できます。また、温まることでリラックス効果を得られ、落ち込んだ気持ちも上向きになるかもしれません。 無理をして入浴する必要はありませんが、体調に問題がなく、自宅のお風呂でゆっくりできるのならば、生理中もお湯につかってみるのがおすすめです。. 生理のときにデリケートゾーンを洗ってもいい? 生理のときは経血が気になって、デリケートゾーンを洗うのは気が引ける…という人もいるのでは?実は、生理のときこそデリケートゾーンはしっかり洗って清潔にしておくことが大切です。 経血には、子宮や腟の細胞や粘膜が混じっています。それらが付着したままでは雑菌が繁殖する原因になります。雑菌が増えた結果、かゆみや炎症を引き起こすことがあるので要注意です。 特に、忙しくてナプキンを取り替える時間がなく、長時間同じナプキンを使っていると、経血がデリケートゾーンに付着している時間が長くなり、かぶれや炎症が生じやすくなります。そのため、生理中もデリケートゾーンはきれいに洗い、清潔にしておきましょう。 デリケートゾーンの洗い方 デリケートゾーンは手で洗うのがおすすめです。清潔な手で、前から後ろに向かって、指の腹でやさしく洗います。皮膚が重なってヒダになった部分も同様に、やさしく洗ってシャワーやお湯で流しましょう。 デリケートゾーン専用ソープを使ってもOKです。ただし、生理中は普段よりもソープの刺激を強く感じやすいかもしれません。刺激が強いと感じた場合は、シャワーやお湯だけで洗い、生理が終わったらソープを使うとよいでしょう。. 生理中も温泉に入ってもいいの? 「温泉旅行と生理がかぶってしまった!」という話もよく聞きます。生理中でも温泉に入っていいものか、心配になりますよね。 生理中に温泉に入ること自体は、問題ございません。最初にもお伝えしたように、お湯につかっている間は基本的に水圧によって経血が出ることがないので、浴槽内に経血が混じる心配もありません。 とはいえ、浴槽に出入りするときや洗い場では流れ出てしまうことがあります。その様子を見て、ほかの利用者が気にすることも考えられます。 経血の量が多く不安な場合は、後でご紹介するタンポンや月経カップを使ったり、温泉には入らずに部屋で入浴する、またはシャワーだけで済ますのが安心かもしれません。 生理中のサウナや岩盤浴は大丈夫? 生理中にサウナや岩盤浴に入ることも、基本的に問題はありません。 ただし、生理ではないときと同様、「体調に問題がない」状態であることが大前提です。めまいやふらつきを感じるなど不安があるときは、利用を避けましょう。 また、サウナや岩盤浴を利用する際は、経血漏れに気をつけてタンポンを使用するなど、ほかの利用者への配慮を忘れないようにしましょう。 なお、高温の空間であるサウナの中では、流れ出てしまった経血がより固まりやすく(経血の主成分はタンパク質であり、高温で固まる性質があるため)、床などに付着すると、きれいに取れないことがあるようです。そうしたことから生理中のサウナ利用を制限している施設もあります。利用時には、必ず施設のルールを確認しておきましょう。. 生理中でもお風呂を楽しむために 生理中でも入浴を楽しむためのアイデアをご紹介します。. 体調によってはシャワーだけにする 体調や気分によってはシャワーだけにしたほうが、安心できるかもしれません。 ただし、季節や気温の変化などで、シャワーだけではカラダが温まらなかったり、かえって冷えてしまうこともあるでしょう。冷えが気になる場合は、シャワーのほかに足浴を追加するのがおすすめです。お湯を張った洗面器や桶などに足を入れ、足浴をしたうえで、シャワーを浴びるとカラダが温まりやすいといわれています。 転倒に注意しつつ、必要に応じて足浴も利用し快適な入浴を楽しみましょう。. 濃い色のタオルを使う カラダを拭くタオルの色を工夫するのもおすすめです。白や薄い色のタオルに経血がついてしまうと気になってしまいますし、気分も下がりますよね。生理中のお風呂上がりには、経血がついても目立ちにくい、黒や紺などの濃い色のタオルを使うと、流れ出た経血を目立たないように拭いたり、カラダを覆ったりできるので安心です。. カラダを冷やさないよう温かい食べ物・飲み物を摂る 入浴前にあらかじめ温かい飲み物や食べ物を口にしておくと、カラダの冷えも防げるうえ、入浴時間を短く済ませることもできて一石二鳥です。 ハーブティーやホットミルクのように、カラダを温めることに加えてリラックス効果をもたらす飲み物を飲むと、ココロがほぐれて不安が和らぐ効果も期待できます。また、ショウガオールやジンゲロールといったカラダを温める作用を持つ成分を含むショウガや、根菜類とお肉などを含む鍋やスープなどを食べると、カラダがより温まりやすくなるでしょう。その日の気分や体調に合わせて工夫してみてください。 「生理痛を和らげるには?おすすめのツボ押しや飲み物など対処法をご紹介」. 薬をのむ 入浴には、カラダを温めて血流を促す効果がありますが、血管が拡張して、かえって頭痛の原因となることもあります。少しでも痛みが出たら、無理をせず鎮痛薬をのむようにしましょう。 鎮痛薬の効果で生理痛が軽減されることで、ココロの不安が少なくなることも考えられます。上手に鎮痛薬を利用して、生理中を快適に過ごしましょう。. 月経調整をする 温泉旅行やプールなどの予定がわかっているときは、前もってピルを使うことで生理をずらすことができます。重なる予定日の2か月ほど前なら低用量ピルで、2~3週間前なら中用量ピルで調整できます。 月経調整は、生理を早く終わらせる方法と後ろにずらす方法があります。ピルののみ始めは、人により体調が悪くなることもあるため、大事な予定のときは早めに婦人科に相談し、薬が問題なく服用できるかどうか確認するとよいでしょう。. 生理中でもお風呂はOK、 無理のない範囲で楽しんで. こちらの記事もおすすめです 生理痛がひどい… そんな時にできる対処法とは?.
完全自由診療の札幌中央区の婦人科。ピル処方/緊急避妊対応
生理中でもお風呂に入って大丈夫?-初潮・生理 ソフィはじめてからだナビ 「生理中はカラダがだるい」という人も、シャワーだけでいいので、なるべく毎日お風呂に入ってデリケートゾーンの経血をきれいに洗い流してください。 休養と栄養を お出かけやお泊まりの予定があったら、「もしかしたらそういう雰囲気になるかも 」「彼ががっかりするだろうな 」「生理中にエッチをしても大丈夫なのかな 辛い生理を快適に!気楽に月経を過ごす方法-生理用品のソフィソフィはじめてからだナビ Teens 生理に慣れてきた方へ 生理の悩みと付き合い方 生理中でもお風呂に入って大丈夫?. PICK UP おすすめ記事. 早田 輝子 先生 医学博士。女性ライフクリニック新宿院長。 クリニックでは女性の健康とライフデザインをサポート。患者様に合った最適な方法を提案している。日本医師会認定健康スポーツ医・循環器専門医・国際協力NGOジョイセフフレンドとしても活躍。1男1女の母。. 月経カップ&吸水ショーツ みんなの体験談. 薬をのむ 入浴には、カラダを温めて血流を促す効果がありますが、血管が拡張して、かえって頭痛の原因となることもあります。少しでも痛みが出たら、無理をせず鎮痛薬をのむようにしましょう。 鎮痛薬の効果で生理痛が軽減されることで、ココロの不安が少なくなることも考えられます。上手に鎮痛薬を利用して、生理中を快適に過ごしましょう。.
生理中でもお風呂に入って問題ない?
生理中にお風呂に入っても問題はありません。清潔なお湯に浸かるのであれば、膣炎をおこす可能性は大変低いといえます。また、水圧で経血も出 生理中にお風呂に入っても特に問題はありません。家庭のお風呂であれば、湯船につかっても大丈夫です。全身を温めることで、生理痛の緩和にもつながります。 「生理中はカラダがだるい」という人も、シャワーだけでいいので、なるべく毎日お風呂に入ってデリケートゾーンの経血をきれいに洗い流してください。 休養と栄養をトップ プレスリリース 株式会社ドリームズ 約8割の人が「生理中の正しい入浴方法がわからない」生理の日こそ湯船で温まる、という新しい選択肢を。. 薬をのむ 入浴には、カラダを温めて血流を促す効果がありますが、血管が拡張して、かえって頭痛の原因となることもあります。少しでも痛みが出たら、無理をせず鎮痛薬をのむようにしましょう。 鎮痛薬の効果で生理痛が軽減されることで、ココロの不安が少なくなることも考えられます。上手に鎮痛薬を利用して、生理中を快適に過ごしましょう。. YOUR VOICE みんな、どうしてる?. 生理中でもお風呂を楽しむために 生理中でも入浴を楽しむためのアイデアをご紹介します。. 監修: 東京都済生会中央病院 産婦人科 西山紘子先生. プライバシーポリシー 利用規約 特定商取引法に基づく表示. 図2 生理周期とホルモンの関係 (引用: 女性ホルモンのはたらき ). 生理中はいつもより慎重になりがちですが、お風呂でカラダを温めることで生理痛がやわらぐなどのメリットもあります。上手にお風呂を活用して、できるだけ生理期間を快適に過ごしましょう。 友達や家族との旅行や学校の合宿など、温泉やスパに入る予定がある場合は、人目がどうしても気になりますよね。そんなときは低用量ピルを服用して生理期間をずらす方法があります。ピルを服用するには医師の処方が必要です。また、直前の服用では間に合わないので、予定の2〜3カ月前には婦人科で相談を。ピルの副作用で頭痛や吐き気をおこす可能性があるため、事前に医師の説明をしっかり受けてくださいね。. 膣内にはデーデルライン桿菌という常在菌がいて自浄作用があるので、膣の中をゴシゴシ洗うのはNGです。 洗いすぎたり、強くこすりすぎたりすると、膣内の粘膜を傷つけたり、膣内の安定した状態を保つために必要な常在菌にまで影響してしまうので逆効果となります。 炎症やかゆみを引きおこしてしまう可能性もあるので、デリケートゾーンを洗うときはデリケートゾーン専用ソープで外陰部を優しく洗いましょう。. 実はメリットも多い、生理中のお風呂 不安を感じる人も多い生理中のお風呂ですが、実は悩みの解消に役立つことが多いのです。 例えば生理痛の緩和。お湯につかってカラダが温まると、骨盤内の血流も良くなり、生理痛を和らげる効果が期待できます。また、温まることでリラックス効果を得られ、落ち込んだ気持ちも上向きになるかもしれません。 無理をして入浴する必要はありませんが、体調に問題がなく、自宅のお風呂でゆっくりできるのならば、生理中もお湯につかってみるのがおすすめです。. 人気の記事 集計中 おりものは誰にでもあるもの? 生理周期との関係を知ろう 「下着につくネバっとしたものはなに?」「おりもののことは周りに相 html 会社概要 会社名: 株式会社ドリームズ 本社所在地:〒 東京都新宿区高田馬場 八達ビル2F TEL FAX 参考になった! 参考になった!. LIFE STAGE ライフステージ. もっと見る 閉じる. Home 生理のケア&アドバイス 生理の変化 意外と知らない生理中のお風呂はアリかナシか. みんなの声 生理バレたくない 生理のおなやみ 思春期 ナプキンの選び方 集計中 あなたを救う「推し」生理用品を手に入れよう! 生理について語ることは長らくタブーとされてきましたが、最近では少 生理中の入浴を禁止しているスパや温泉・銭湯は少なくありませんので、利用する際はそれぞれの施設の注意事項をよく確認しましょう。禁止している理由は、一般的に温泉は雑菌が多く、生理中の入浴による感染症のリスク、逆に経血がほかの人へ感染症をうつしてしまうリスクなどがあるからです。もし、「生理中の入浴は控えてください」などの注意事項があれば、たとえ経血がモレない自信があっても入浴は控えましょう。 生理中の入浴が禁止されていない施設であっても、浴場に経血をつけてしまったり、湯船に血をにじませてしまったりするのはマナー違反です。経血量の多い生理3日目までの入浴はできるだけ避け、4日目以降どうしても入りたい場合はタンポンや月経カップを利用して入浴するなど、ほかの利用者に配慮しましょう。タンポンのヒモが気になる場合は、絆創膏や肌色のテープなどで内ももに貼り付けておくのがおすすめです。 入浴後は脱衣場を汚さないよう、できるだけ早めにタオルでカラダを拭きましょう。公共施設を利用する場合は、ほかの人が気持ち良く利用できるように心がけてください。. 濃い色のタオルを使う カラダを拭くタオルの色を工夫するのもおすすめです。白や薄い色のタオルに経血がついてしまうと気になってしまいますし、気分も下がりますよね。生理中のお風呂上がりには、経血がついても目立ちにくい、黒や紺などの濃い色のタオルを使うと、流れ出た経血を目立たないように拭いたり、カラダを覆ったりできるので安心です。. 湯船につかるのは基本的に問題ありません。 もしご家族と一緒に暮らしているのであれば、最初に入ってお湯を張り替えることで、お互いに気持ちよく入浴できます。 お風呂で血流がよくなると、痛みを引きおこす物質である「プロスタグランジン」の代謝が促されて、生理痛がやわらぐことも。もちろん、無理につかる必要はないのでシャワーだけでもかまいませんが、湯船につかるより体が温まりにくいので、体を冷やさないように気をつけましょう。 水圧によって経血も出にくくなるので、湯船に大量に経血が混ざってしまう心配もほとんどありません。 もし気になるのであれば、タンポンや月経カップを使うのもひとつの方法です。 ただし、経血がたれる可能性や感染症のリスクなどを考えると、温泉や銭湯は避けたほうがいいでしょう。 旅行などでどうしても入りたい場合は、タンポンや月経カップを活用しましょう。 低用量ピルや中用量ピルを服用して生理期間をずらす方法もあります。 その場合、直前の服用では間に合わないので、ずらしたい予定の2〜3カ月前には婦人科で相談しましょう。. 医学博士。女性ライフクリニック新宿院長。 クリニックでは女性の健康とライフデザインをサポート。患者様に合った最適な方法を提案している。日本医師会認定健康スポーツ医・循環器専門医・国際協力NGOジョイセフフレンドとしても活躍。1男1女の母。. 新しい生理用品「月経カップ」とは?メリットとデメリット 日本でも注目が高まる新しい生理用品「月経カップ」とはどんなものか、ナプキンやタンポンとの違い、特徴、メリット、デメリット、使用上の注意点について、わかりやすくご紹介します。. 生理中にサウナや岩盤浴に入ることも、基本的に問題はありません。 ただし、生理ではないときと同様、「体調に問題がない」状態であることが大前提です。めまいやふらつきを感じるなど不安があるときは、利用を避けましょう。 また、サウナや岩盤浴を利用する際は、経血漏れに気をつけてタンポンを使用するなど、ほかの利用者への配慮を忘れないようにしましょう。 なお、高温の空間であるサウナの中では、流れ出てしまった経血がより固まりやすく(経血の主成分はタンパク質であり、高温で固まる性質があるため)、床などに付着すると、きれいに取れないことがあるようです。そうしたことから生理中のサウナ利用を制限している施設もあります。利用時には、必ず施設のルールを確認しておきましょう。. 温泉旅行やプールなどの予定がわかっているときは、前もってピルを使うことで生理をずらすことができます。重なる予定日の2か月ほど前なら低用量ピルで、2~3週間前なら中用量ピルで調整できます。 月経調整は、生理を早く終わらせる方法と後ろにずらす方法があります。ピルののみ始めは、人により体調が悪くなることもあるため、大事な予定のときは早めに婦人科に相談し、薬が問題なく服用できるかどうか確認するとよいでしょう。. 食欲 生理中のすごし方 食べもの 生理のあるある 生理前 人気の記事 集計中 これでバレない! 女子の生理の隠し方 女子なら誰もが経験する生理。でも、生理中であることが周囲にバレた デリケートゾーンを洗うときは、膣内まで洗わないようにすること。膣の中は自浄作用があるため、中まで洗わなくても雑菌が繁殖する心配はまずありません。 ただし、外陰部は全体的に丁寧に洗ってください。とはいえ、外陰部はデリケートな粘膜のため、アルカリ性の石鹸やボディソープを避け、デリケートゾーン専用の弱酸性ソープがおすすめです。洗いすぎやこすりすぎにより外陰部に傷がついて、炎症やかゆみを引きおこす可能性もありますので、ぬるま湯でやさしくそっと洗うのがポイントです。. デリケートゾーンは手で洗うのがおすすめです。清潔な手で、前から後ろに向かって、指の腹でやさしく洗います。皮膚が重なってヒダになった部分も同様に、やさしく洗ってシャワーやお湯で流しましょう。 デリケートゾーン専用ソープを使ってもOKです。ただし、生理中は普段よりもソープの刺激を強く感じやすいかもしれません。刺激が強いと感じた場合は、シャワーやお湯だけで洗い、生理が終わったらソープを使うとよいでしょう。. 生理のときにデリケートゾーンを洗ってもいい? 生理のときは経血が気になって、デリケートゾーンを洗うのは気が引ける…という人もいるのでは?実は、生理のときこそデリケートゾーンはしっかり洗って清潔にしておくことが大切です。 経血には、子宮や腟の細胞や粘膜が混じっています。それらが付着したままでは雑菌が繁殖する原因になります。雑菌が増えた結果、かゆみや炎症を引き起こすことがあるので要注意です。 特に、忙しくてナプキンを取り替える時間がなく、長時間同じナプキンを使っていると、経血がデリケートゾーンに付着している時間が長くなり、かぶれや炎症が生じやすくなります。そのため、生理中もデリケートゾーンはきれいに洗い、清潔にしておきましょう。 デリケートゾーンの洗い方 デリケートゾーンは手で洗うのがおすすめです。清潔な手で、前から後ろに向かって、指の腹でやさしく洗います。皮膚が重なってヒダになった部分も同様に、やさしく洗ってシャワーやお湯で流しましょう。 デリケートゾーン専用ソープを使ってもOKです。ただし、生理中は普段よりもソープの刺激を強く感じやすいかもしれません。刺激が強いと感じた場合は、シャワーやお湯だけで洗い、生理が終わったらソープを使うとよいでしょう。. 入浴前にあらかじめ温かい飲み物や食べ物を口にしておくと、カラダの冷えも防げるうえ、入浴時間を短く済ませることもできて一石二鳥です。 ハーブティーやホットミルクのように、カラダを温めることに加えてリラックス効果をもたらす飲み物を飲むと、ココロがほぐれて不安が和らぐ効果も期待できます。また、ショウガオールやジンゲロールといったカラダを温める作用を持つ成分を含むショウガや、根菜類とお肉などを含む鍋やスープなどを食べると、カラダがより温まりやすくなるでしょう。その日の気分や体調に合わせて工夫してみてください。 「生理痛を和らげるには?おすすめのツボ押しや飲み物など対処法をご紹介」. PMS・生理前 生理中の悩み 女性の病気・婦人病 生理の変化.