尿道炎とは、尿道に細菌などが感染して発症する病気です。尿道炎のすべてが性感染症ではありませんが、多くの場合、性行為を通じて感染していることが分かっているため、尿道炎に感染した場合にはパートナーと一緒に治療を受ける必要があります。 では、尿道炎に感染した場合、どのような症状が見られ、治療しなかった場合にどのようなリスクが発生するのでしょうか。今回は、尿道炎の原因や症状、治療法、治療せずに放置することのリスクなどについてご説明します。. クラミジアは、日本で最も多い性感染症の1つです。クラミジア・トラコマティスという菌が性行為により粘膜に感染することで発症し、クラミジアに感染すると、男性はクラミジア性尿道炎、女性はクラミジア性子宮頚管炎となります。 クラミジア性尿道炎では、排尿時に痛みや違和感を覚えるようになり、尿道からネバネバとした透明や白っぽい分泌物、膿が出てくるケースもあります。ただし、人によっては症状が見られないケースもあります。. 尿道が淋菌に感染することで発症する尿道炎です。淋菌性尿道炎も性行為で感染します。 クラミジア性尿道炎に比べると、潜伏期間が短く、排尿時の痛みや違和感も強くなる点が特徴です。また、クラミジア性尿道炎では白や透明な分泌物が見られますが、淋菌性尿道炎の場合は乳白色や黄色の膿が見られ、分泌量も多くなります。. 尿道炎の治療は、原因菌に効果のある薬剤の投与が行われます。そのため、まずは検査で尿道炎の原因菌を特定することが大切です。クラミジア性尿道炎や非クラミジア非淋菌性尿道炎にはマクロライド系やテトラサイクリン系、ニューキノロン系の抗生物質が用いられます。また、淋菌性尿道炎の場合には、抗生物質の服薬以外に点滴、筋肉注射による治療法もあります。 昨今では、抗生物質に耐性を持つ耐性菌も増えており、症状が改善しない場合には使用する薬剤を変更しなければなりません。また、治療後は再度検査を行い、原因菌が消失しているかどうかを確認します。. 多くの場合、尿道炎は性行為で感染します。そのため、尿道炎の症状が見られる場合には、パートナーも感染している可能性があります。クラミジア性尿道炎や非クラミジア非淋菌性尿道炎は、人によっては症状が出ないケースがあり、男性側が治療を受けても、パートナーが感染した状態であれば再び尿道炎を発症する可能性があるのです。 尿道炎に感染した場合には、症状が見られない場合でも、パートナーも性感染症の検査を受けることが大切です。. 尿道炎の治療をせずに放置していると、尿道が狭くなってしまうケースがあります。尿道が狭くなった場合、膀胱や腎臓に感染が発生するリスクが高まります。また、淋菌性尿道炎では、尿道の周囲に膿がたまって尿道の壁の一部が膨らみ、感染を起こす場合もあります。その膨らみが大きくなり、破裂して皮膚などに向けて穴が開くと、異常なルートから尿が漏れ出すケースも出てきます。 また、尿道から侵入した細菌が精巣上体にまで到達すると、精巣上体が細菌感染する精巣上体炎になるリスクもあります。女性の場合は、クラミジアや淋菌の感染は不妊や子宮外妊娠につながるリスクもあるため、尿道炎を疑う場合には、パートナーも一緒に治療をするようにしましょう。. 尿道炎のほとんどは、性行為による粘膜の接触で感染します。尿道炎を予防するためには、性行為の際にコンドームを使用することが大切です。また、不特定多数との性行為も感染のリスクを高めます。 また、性行為以外にも肛門など尿道周辺が不衛生な状態であった場合も、大腸菌などによって尿道炎になる可能性があります。免疫力を高めるために、規則正しい生活をおくったうえで、入浴やシャワーによって清潔な状態を保つことも大切です。. 尿道炎の多くは、クラミジアや淋菌などの細菌に感染することで発症する性感染症です。尿道炎を発症した場合、パートナーも感染している可能性が高いため、パートナーと一緒に治療を受けなければ再感染のリスクも高まります。 尿道炎の治療を受けず、放置していた場合には精巣上体まで炎症が広がったり、膀胱や腎臓まで炎症が広がったりする可能性があります。また、女性の場合は避妊や子宮外妊娠につながるリスクもあるため、尿道炎の疑いがある場合には、必ずパートナーと一緒に検査を受け、適切な治療を受けるようにしましょう。. 健診 予約 お問 合せ 外来 予約. 健診WEB予約 お問い合わせ 外来WEB予約 LINE友だち追加. MYメディカルクリニックTOP ブログ パートナーと一緒の治療が必要となる「尿道炎」とは. クラミジア感染症について詳しくはこちら 詳しくはこちら. 淋菌感染症について詳しくはこちら 詳しくはこちら. マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症について詳しくはこちら 詳しくはこちら. 尿道炎の検査についてはこちら 詳しくはこちら. 略歴 藤田保健衛生大学医学部 卒業 公立昭和病院 東京慈恵会医科大学附属病院麻酔科 助教 北部地区医師会病院麻酔科 科長 年 MYメディカルクリニック 医師. 前の記事 一覧に戻る 次の記事. ブログ クリニック 女性 検査 感染症・ワクチン 生活習慣 豆知識.
パートナーと一緒の治療が必要となる「尿道炎」とは
尿道炎|よつかいどう泌尿器科クリニック|排尿障害・尿路結石のご相談なら|千葉県四街道市 セックス時に尿道や膣入口の細菌が膀胱内に押し込まれることは明らかですが、排尿で大部分の細菌は洗い出されます。したがって、トイレをガマンせずにどんどん尿を出して 非クラミジア非淋菌性尿道炎も性行為によって感染すると考えられています。症状は比較的軽く、排尿時の痛みや尿道からの分泌物、尿道のかゆみなどが見られ 尿道炎とは|なりた泌尿器科・内科クリニック|千葉県流山市の泌尿器科専門医内科でみる症状 発熱 吐き気 悪心・嘔吐 立ちくらみ 肩こり 身体のむくみ 体重減少 食欲不振. 尿道炎の治療は、主に原因菌に対する抗生物質の投与を行います。 また医師の指示に沿って水分をたくさんとってください。 抗生物質を服用しても治りがよくない場合には、抗生物質の種類を変更します。 尿検査にてクラミジアや淋菌が陽性であった場合、治療終了後に完治したかどうか再検査する必要があります。 尿道炎の予防には、感染予防のためコンドームを装着することの重要性や、オーラルセックスだけでも感染することをパートナーにも理解してもらうことが必要です。. トピックス 一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。. 尿道炎が疑われる症状、排尿時の痛みや違和感がある場合は泌尿器科受診のタイミングです。 放置していると、後々に尿道が狭くなってしまい排尿に支障がでることがあります。 尿道炎といっても性行為が原因の場合と、そうではない場合があります。 そのため、性行為歴がなくても、症状が疑われる場合は早めの受診が大切です。 また、自覚症状がなくてもパートナーが性感染症と診断された場合は、同時に感染している可能性が高いため、一度検査をすることが重要です。ご本人さまだけでなくパートナーやご家族さまの安心のためにもご検討ください。. 補足 非クラミジア性非淋菌性尿道炎は、クラミジアと淋菌が検出されない尿道炎のことで、大腸菌・腸球菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマなどの細菌、ウイルス、真菌、トリコモナスなどの原虫などが原因となります。. 女性の場合、外陰部の構造に加えて、生理、セックス、妊娠、出産が重なるわけですから、膀胱炎は宿命ともいえます。しかし、食後にお茶やお水を2、3杯飲 む、汗をかいたら水分を多めにとる、日中3時間ぐらいでトイレに行くという普通の習慣がもっとも大切なのです。なお、セックス後10分以内にトイレに行く ことも、膀胱炎を予防するうえでとても有効です。.
尿道口から膿が出る原因について
咽頭にも菌は存在しオーラルセックスによって感染します。特に淋菌性尿道炎では、近年オーラルセックスによる感染頻度が増加しており、大きな問題となっています。 尿道炎とは、尿道 ※クラミジアも淋菌も、主に粘膜の接触によって感染しますので、通常のセックスのほか、オーラルセックス(口腔性交)でも感染します。 セックス時に尿道や膣入口の細菌が膀胱内に押し込まれることは明らかですが、排尿で大部分の細菌は洗い出されます。したがって、トイレをガマンせずにどんどん尿を出して尿道炎|20〜40代 若年層に多い |なりた泌尿器科・内科クリニック|千葉県流山市の泌尿器科専門医. 尿道の奥や尿の出口などさまざまです。人によっては、症状がまったく出ないケースもあります。 排尿痛も痛み方には個人差があり、尿が通過したときに焼けるような激しい痛みを感じることもあれば、鈍い痛みを感じることもあります。 尿道から無色の分泌物や白色や黄色の粘り気のある膿のような分泌物がみられます。このような症状が確認できる際は泌尿器科クリニックへの受診を推奨いたします。. 尿道炎の治療をせずに放置していると、尿道が狭くなってしまうケースがあります。尿道が狭くなった場合、膀胱や腎臓に感染が発生するリスクが高まります。また、淋菌性尿道炎では、尿道の周囲に膿がたまって尿道の壁の一部が膨らみ、感染を起こす場合もあります。その膨らみが大きくなり、破裂して皮膚などに向けて穴が開くと、異常なルートから尿が漏れ出すケースも出てきます。 また、尿道から侵入した細菌が精巣上体にまで到達すると、精巣上体が細菌感染する精巣上体炎になるリスクもあります。女性の場合は、クラミジアや淋菌の感染は不妊や子宮外妊娠につながるリスクもあるため、尿道炎を疑う場合には、パートナーも一緒に治療をするようにしましょう。. からだの部位から探す 脳・神経 眼 耳・鼻・のど 口・歯 心臓・血管 肺・気道 食道・胃・腸 肝臓・胆のう・膵臓 腎臓・泌尿器 生殖器 皮膚・毛・爪 筋肉・骨・関節 血液・造血器 内分泌系 全身 こころ. 内科でみる症状 発熱 吐き気 悪心・嘔吐 立ちくらみ 肩こり 身体のむくみ 体重減少 食欲不振. 膀胱炎にならないためには? トイレのガマンが大敵 セックス時に尿道や膣入口の細菌が膀胱内に押し込まれることは明らかですが、排尿で大部分の細菌は洗い出されます。したがって、トイレをガマンせずにどんどん尿を出してしまえば、細菌は増殖しません。また、膀胱の上皮細胞は細菌をつかまえたり、免疫酵素を出して細菌に抵抗したり、白血球を集めて細菌をやっつけるといった働きがありますが、トイレをガマンすると膀胱は拡張、充血してこの抵抗力が弱まってしまいます。 水分を多めにとって、3時間おきトイレに 女性の場合、外陰部の構造に加えて、生理、セックス、妊娠、出産が重なるわけですから、膀胱炎は宿命ともいえます。しかし、食後にお茶やお水を2、3杯飲 む、汗をかいたら水分を多めにとる、日中3時間ぐらいでトイレに行くという普通の習慣がもっとも大切なのです。なお、セックス後10分以内にトイレに行く ことも、膀胱炎を予防するうえでとても有効です。. 尿路の病気 尿路感染症 尿道炎 膀胱炎 腎盂腎炎 尿路結石. 感染から約1週間以内に急性尿道炎が発症します。 淋菌性尿道炎の症状は、外尿道口からの濃厚な膿の排泄、初期尿道痛や、外尿道口の発赤・腫れなどの症状があります。クラミジア尿道炎に比較し症状が激しいのが特徴です。. 尿道炎が疑われる症状、排尿時の痛みや違和感がある場合は泌尿器科受診のタイミングです。 放置していると、後々に尿道が狭くなってしまい排尿に支障がでることがあります。 尿道炎といっても性行為が原因の場合と、そうではない場合があります。 そのため、性行為歴がなくても、症状が疑われる場合は早めの受診が大切です。 また、自覚症状がなくてもパートナーが性感染症と診断された場合は、同時に感染している可能性が高いため、一度検査をすることが重要です。ご本人さまだけでなくパートナーやご家族さまの安心のためにもご検討ください。. 尿道炎とは、尿道に細菌などが感染して発症する病気です。尿道炎のすべてが性感染症ではありませんが、多くの場合、性行為を通じて感染していることが分かっているため、尿道炎に感染した場合にはパートナーと一緒に治療を受ける必要があります。 では、尿道炎に感染した場合、どのような症状が見られ、治療しなかった場合にどのようなリスクが発生するのでしょうか。今回は、尿道炎の原因や症状、治療法、治療せずに放置することのリスクなどについてご説明します。. クラミジアは、日本で最も多い性感染症の1つです。クラミジア・トラコマティスという菌が性行為により粘膜に感染することで発症し、クラミジアに感染すると、男性はクラミジア性尿道炎、女性はクラミジア性子宮頚管炎となります。 クラミジア性尿道炎では、排尿時に痛みや違和感を覚えるようになり、尿道からネバネバとした透明や白っぽい分泌物、膿が出てくるケースもあります。ただし、人によっては症状が見られないケースもあります。. 尿道炎の治療は、主に原因菌に対する抗生物質の投与を行います。 また医師の指示に沿って水分をたくさんとってください。 抗生物質を服用しても治りがよくない場合には、抗生物質の種類を変更します。 尿検査にてクラミジアや淋菌が陽性であった場合、治療終了後に完治したかどうか再検査する必要があります。 尿道炎の予防には、感染予防のためコンドームを装着することの重要性や、オーラルセックスだけでも感染することをパートナーにも理解してもらうことが必要です。. 放置していると、後々に尿道が狭くなってしまい排尿に支障がでることがあります。 尿道炎といっても性行為が原因の場合と、そうではない場合があります。 そのため、性行為歴がなくても、症状が疑われる場合は早めの受診が大切です。 また、自覚症状がなくてもパートナーが性感染症と診断された場合は、同時に感染している可能性が高いため、一度検査をすることが重要です。ご本人さまだけでなくパートナーやご家族さまの安心のためにもご検討ください。. クラミジア性尿道炎 クラミジア・トラコマティスという菌が原因です。排尿時の痛みは軽く、白色の分泌物が尿道から出ることがあります。 2. MYメディカルクリニックTOP ブログ パートナーと一緒の治療が必要となる「尿道炎」とは. 性感染症は、クラミジアや淋菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマなどの細菌が主な原因菌とされています。 近年では、オーラルセックスによって、病原菌が咽頭などに感染している例もあり、喉から陰部などの感染経路が多くなっています。 また、性行為等で、尿道に物理的な強い刺激がかかってしまうことで粘膜が傷つき、傷口から皮膚や粘膜の細菌が侵入し、炎症を引き起こすこともあります。. トップページ - こんな症状でお悩みの方 - 女性の急性膀胱炎. 抗生物質 抗菌薬 により治療します。原因菌を特定するには数日かかるため、受診時の問診などで原因菌を推定し薬を処方します。治療により症状が消失しても、完治しているかどうかが重要です。特に性行為感染症であるクラミジア性尿道炎や淋菌性尿道炎の場合、クラミジアや淋菌が消失していることを確認する必要があります。また、パートナーを同時に治療することも重要です。 性行為感染症として発症した尿道炎では、原因菌が抗生物質に対して耐性を持っている 抗生物質が効きにくい 場合が増えており、通常の治療では治りにくいこともあります。. 薬剤師が教える薬のキホン この人 済生春秋 いまいみさの魔法のおりがみ 緊急特集 新型コロナ 管理栄養士のおすすめレシピ ソーシャルインクルージョン. クラミジア感染症について詳しくはこちら 詳しくはこちら. 健康診断 健康診断案内. 理念 施薬救療の精神 活動の方針 組織概要 歴史 済生勅語 なでしこ紋章の由来 恩賜 おんし 財団の表記. 封入体結膜炎は性感染症(性病)のひとつとして最近注目されています。 尿道炎、子宮炎症などの性器クラミジア感染症が、性行為、手指などを介して眼に感染するもので、成人では結膜炎を起こします。また、新生児が母親の産道感染を介して結膜炎を発症することもあります。 トラコーマは、急性の結膜炎症状で始まり、後期には角膜(黒眼)が混濁してしまう病気です。 かつて失明の主要な原因でしたが、現在では世界的に激減しています。. 内科でみる病気 風邪 かぜ 高血圧 糖尿病 生活習慣病 睡眠時無呼吸症候群. ホーム 医院概要 診療案内 診療案内TOP. 尿道炎とは、おしっこ(尿)の通り道である尿道に、病原菌が感染し、炎症が引き起こされる病気です。主に性行為により感染するクラミジアや淋菌などが原因菌のことが多いですが、 尿道炎=必ずしも性感染症(STI:Sexually Transmitted Infection)であるとは限りません。 尿道炎は男性に多く、以前は性風俗店の利用などで感染する場合が多いといわれていましたが、最近は身近なところでの無症状の感染者も増えており、幅広い年齢層、患者層で感染が確認されています。 女性は男性と比較すると尿道が短く、女性の場合、尿道炎は膀胱炎と同時に発症するため、尿道炎のみでは診断されません。また、性行為を介した感染の場合、女性では子宮頸管炎として診断されるケースが多くなります。 潜伏期間は、淋菌感染の場合2~7日間で比較的早く症状が現れます。クラミジア感染の場合1〜3週間で、症状がないこともあるため感染時期が分からないこともあります。 また、オーラルセックスなどでも感染することがあり、尿道の他、のど(咽頭)や眼などにも感染し炎症を起こすこともあります。 補足 非クラミジア性非淋菌性尿道炎は、クラミジアと淋菌が検出されない尿道炎のことで、大腸菌・腸球菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマなどの細菌、ウイルス、真菌、トリコモナスなどの原虫などが原因となります。. 尿道が淋菌に感染することで発症する尿道炎です。淋菌性尿道炎も性行為で感染します。 クラミジア性尿道炎に比べると、潜伏期間が短く、排尿時の痛みや違和感も強くなる点が特徴です。また、クラミジア性尿道炎では白や透明な分泌物が見られますが、淋菌性尿道炎の場合は乳白色や黄色の膿が見られ、分泌量も多くなります。. 尿道炎の治療は、原因菌に効果のある薬剤の投与が行われます。そのため、まずは検査で尿道炎の原因菌を特定することが大切です。クラミジア性尿道炎や非クラミジア非淋菌性尿道炎にはマクロライド系やテトラサイクリン系、ニューキノロン系の抗生物質が用いられます。また、淋菌性尿道炎の場合には、抗生物質の服薬以外に点滴、筋肉注射による治療法もあります。 昨今では、抗生物質に耐性を持つ耐性菌も増えており、症状が改善しない場合には使用する薬剤を変更しなければなりません。また、治療後は再度検査を行い、原因菌が消失しているかどうかを確認します。. 採用情報 全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。. 尿道炎とは、おしっこ(尿)の通り道である尿道に、病原菌が感染し、炎症が引き起こされる病気です。主に性行為により感染するクラミジアや淋菌などが原因菌のことが多いですが、 尿道炎=必ずしも性感染症(STI:Sexually Transmitted Infection)であるとは限りません。. 非クラミジア非淋菌性尿道炎 大腸菌などの細菌のほか、ウイルス、トリコモナス原虫 寄生虫の一種 などが原因となることがあります。 尿道炎の症状 排尿時の痛みと尿道からの膿排出が特徴的な症状です。他に、尿道の違和感や痛みが出現することもあります。 尿道炎の検査・診断 泌尿器科専門医であれば、症状の問診と尿検査によって診断できます。原因菌を特定するには検査が必要です。尿道からの分泌物がある場合には、綿棒で分泌物を採取し、クラミジアや淋菌の検査を実施することもあります。また、出始めの尿を採取しPCR検査を行なうことで、クラミジアや淋菌を特定できます。 尿道炎の治療法 抗生物質 抗菌薬 により治療します。原因菌を特定するには数日かかるため、受診時の問診などで原因菌を推定し薬を処方します。治療により症状が消失しても、完治しているかどうかが重要です。特に性行為感染症であるクラミジア性尿道炎や淋菌性尿道炎の場合、クラミジアや淋菌が消失していることを確認する必要があります。また、パートナーを同時に治療することも重要です。 性行為感染症として発症した尿道炎では、原因菌が抗生物質に対して耐性を持っている 抗生物質が効きにくい 場合が増えており、通常の治療では治りにくいこともあります。. 健診WEB予約 お問い合わせ 外来WEB予約 LINE友だち追加. 解説:今津 哲央 千里病院 泌尿器科部長. 電話する WEB予約 アクセス. 症状から探す 全身の症状 発熱 めまい けいれん 倦怠感・だるさ 吐き気・嘔吐 動悸 息切れ・呼吸困難 意識障害・失神 体重減少 体重増加 痛み 頭痛 胸痛 腹痛 のどの痛み 肩や首の痛み 腰や背中の痛み 関節痛 胸・のどの異常 飲み込みにくさ(嚥下障害) 長引くせき 皮膚の異常 むくみ 腫れ しこり 発疹 かゆみ しびれ 便・尿の異常 便秘 下痢 血尿 血便 頻尿 こころの症状 不眠 イライラ 不安・抑うつ 食欲不振. また、クラミジアと淋病は咽頭(のど)に感染することもあります。 オーラルセックス(口腔性交)やディープキスをすることによって口腔内に菌が侵入し、咽頭(のど)に感染します。淋病もクラミジア感染症も「喉の奥の痛みや風邪のような症状、扁桃腺炎等」をきたす点でも、似ている病気と言われています。 クラミジア感染症と淋病は、見た目ではどちらの病気かを判断することは難しい病気です。また、20~30%で同時に感染しているケースが見られます。実際に診断するには尿、分泌物による検査が必要です。.